スタッフの石井えりです。
今日、 ALS利用者様の親指をケガさせてしまいました。
親指の爪の脇のところが炎症を起こしていたのに気がつかずマッサージしてしまったのです。しかもスタッフとお喋りしていて、気づいたのは血が出てからです。
健常者であれば、そこ炎症があるから気をつけてねと言ってくれることが多いのですが、 ALSの方はそれすらも言うことができない。
だからこちらが発見していかなくてはいけないと学びました。
逆の立場だったら、「やめて!そこ痛いとこ!」って怒りや悲しみになるでしょう。
しかし痛みはあるものの全く怒り悲しみを見せないTさん。
普段も細かい要望はあまりなく、ほとんどオッケーです。奥様も介護が楽とおっしゃってます。 我慢・あきらめがあるのかもしれません。それよりもALSになっても、奥様への愛が深く、貢献しているのでしょう。
私だったら無理です。Tさんは手放し名人で、尊敬します。
先日は、YSメゾットの、死を手放すことについての音声を聞いていただき、今日聞いてみますか?と尋ねたらNOでした。しかしもうすでに究極の手放しを誰よりも実践されていらっしゃっているのですね。
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